血の滲む一カ月半を越えた。。☺️BDライブ大盛況に感謝

おとといは目黒ブルースアレイにて。
もう何年か9月の恒例になりつつあるBDライブ。
おとといは座席も増設して頂いた中での完売御礼!
溢れんばかりのお客様と共に、大変な盛り上がりの中
大盛況に終了することができました。
まずはご来場くださった沢山の皆様、
本当にありがとうございました…!



いつからか、
”バースデーライブ”をする意味について考え出し、
ただ皆さんにお祝いして頂く楽しげなだけのライブなら
あまり意味ないなと思い始めて。せっかく特別な日なら、
自分自身が新たなステージに昇る挑戦を仕掛けるステージにしよう!と思うようになりました。
そして毎年この時期には沢山の新曲を
書くようになりました。それも、テーマは
“今までの自分が書いたことなかったタイプの曲”
今年も新たに5曲…!
そしてクラシックの超絶技巧JAZZアレンジシリーズ、
今年はピアニストにとって最難関の砦でもある、
まさかの”リスト”の「ラカンパネラ」と
カプースチン「プレリュード」に挑みました…!

 

まさに、
血の滲む一カ月半でした。。

わたしが思う、音楽家にとって
一番辛くて大変で、でも一番必要な時間ってゆうのは
まだ世に無いものを”ゼロから生み出す”
その制作期間ではないかと思うのです。
どう辛いかって、
そこに”正解”も”ゴール”もないから。
良いメロディーが生まれたとして、
アレンジのアイデアの破片が閃いたとして、
それを作り込む過程に正解とゴールは誰も設定してくれない…。
だから、楽譜があるものを練習できる時って、
恵まれてるなって思うんです。
そこにだって勿論、血の滲むトレーニングはあるし
ゴールの見えなさはあるけど、、
でもまずは弾く内容を自分自身で考え、
その後に練習しなくちゃならないジャズの深さ…。
内容、音符を決め、楽譜を作り上げるまでが
どれだけ孤独で大変な作業か。。
( ちなみに今回つくり上げたラカンパネラの譜面は
当初8ページにも及ぶほどだったのを譜面台に乗る限界5ページにおさめる譜割りも大変でした;笑)

 

誰かが何かくれるのは、出来上がったものを聴いて
好き勝手に評価を下す時だけです。
そのジャッジは勿論いろいろだし…
全然自分の思いとは検討違いな聞き方だってされる。
そんな検討違いなこと書かれてたりすると、
まぁなかなかキツイけど。笑
(だからね、評論家って言われてる人種が
わたしはまぁまぁ嫌い!笑)

でも。だからこそ…!!
このBDライブだけは
自分で目的を設定することにしたんです😊

“去年の自分になかったものを生み出す”
“去年の自分が弾けなかったものを作る!”
今回も半分以上が初演曲でした!
これって、めちゃ挑戦なわけですよ。
出来ればわたしだって、やり慣れていくらでも
自在に遊べる曲を、安心して披露したい。 
でも…ある意味それは”楽な道”
そこから成長は望めない、いわば安定ロード。。
私は…自分にとって未知の作品世界を一度生み出してから
いくらでも練習して次のフェーズに行きたい…!!
だからゴールのないこの不安なトンネル制作期間が
一番辛いわけですが今年もやり切ったよ!!!!
本当頑張った。。
勿論、まだ続くけども。

 

だから…!
このライブだけは、皆さんの評価よりも、
自分自身が評価を下す日。なので申し訳ないけど(笑)
皆さんには
“一人のアーティストがエグってる姿”(笑)を
見届けて頂くだけのライブってことになりますがw
今年も高木の変態チャレンジを
楽しんでくれた皆さんありがとうございました‼️
🤗🤗😇😇✨✨
笑笑 

 

セトリ
【1st】
1.Updraft★
2.Gray Sky ★☆
3.Long Distance ★☆
4.Take Five
5.My Foolish Heart
6.LunaSol ★
【2nd】
1.Urban Light ★☆
2.Two for the road
3.8 Concert Etudes Prelude by Kapustin☆
4.Dream Walts ★☆
5.La Campanella by List☆
アンコール
Endless Sorrow ★☆
★は高木オリジナル
☆は新曲

 

ここからの半年、一年は、
今回あらたに生み出したこの大切な音たちを
丁寧に温め、育てて、
その時々の温度感で自在に操れるよう、
皆さんに楽しんで頂ける作品になるよう
更なるトレーニングを積んでいこうと思います🥹
そして何より…!!
今回は高木のこの、戦慄きわまりない楽曲たちに
共にクリエイティブな姿勢とアイデア、クオリティで
挑んでくださった先輩お二人…!

ベース井上陽介さん。ドラム則竹裕之さん。
お二人に支えて頂き、、共に創造して頂けたからこそ
新たな音楽の扉をまた一つ開くことが出来ました。
敬愛とリスペクトでやまないこの大好きな先輩お二人。
いつも本当に感謝しかないです…!😭✨

 

お二人との新たな作品である
ニューアルバム「Midnight in Blue」は
10月11日発売です!!今回のライブではここからは
1曲しかやらなかったけど!(笑)

それはここからの全国ツアーで存分お届けするので
そちらはツアーを楽しみにしててください♡
あっ❣️あとね…!!

関東のレコ発の集大成ライブは
【12/4(月)】に決まったので!!
関東の皆さんはぜひ空けておいてね🤩🤩💓💓
(近々に情報公開します!)

そしてきっと…!!
今回あらたに生まれた名曲の数々も、
きっとそう遠くないうちにレコーディングしたいなと。
もちろん絶対にこのお二人と…!!
(愛想をつかされなければですが!笑笑)

本当、皆さん。
これからもますます色々。
楽しみにしててくださいね😁✨✨
さて、そんな明日はテレビだよ…!!
そうそうっ、10月からザタイムのスタジオが変わるみたいです😊
新たな景色??お楽しみに😙❣️

4th Album『Midnight in Blue』2023/10/11 RELEASE!!
Midnight in Blue

数々のジャズチャートで1位を獲得した高木里代子× Steelpan Records三作品に続く、ストレートアヘッドジャズ第四弾最新作。
前作『The Piano Story』同様、リズムセクションに日本のTopミュージシャン(Bass 井上陽介、Drums 則竹裕之)を迎え、2023年秋冬の夜長にぴったりの、スローバラードと沁みるメロディのオリジナル曲&スタンダード曲を中心に構成。
マスタリングは伝説のマスタリングエンジニアDougSaxの愛弟子Jett Galindo。セレナゴメスからニールヤング、ダイアナクラール、ポールマッカートニーなども手がける逸材。リラックスした大人の時間にこの1枚。

1.Las Velas/Riyoko Takagi 05:50
2.Lay It Down/Riyoko Takagi 04:59
3.Detour Ahead/Herb Ellis, Johnny Frigo, and Lou Carter 05:04
4.Água de Beber/Antônio Carlos Jobim 04:44
5.Tempus Fugit/Bud Powell 04:08
6.In Your Own Sweet Way/Dave Brubeck 05:05
7.Bluesette /Toots Thielemans 04:18
8.One For Helen/Bill Evans 05:05
9.Last Tango In Paris /Gato Barbieri 04:02
10.Two For The Road/Henry Mancini 03:59
11.Autumn Song/Riyoko Takagi 05:52

Piano 高木里代子(Riyoko Takagi)
Bass 井上陽介 (Yosuke Inoue)
Drums 則竹裕之(Hiroyuki Noritake)

■アマゾンAmazon
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CG87H7F2
■ディスクユニオンDisk Union
https://diskunion.net/jazz/ct/detail/1008723326
■タワーレコードTower Records
https://tower.jp/item/6164641/Midnight-in-Blue
■エイチエムブイHMV
https://www.hmv.co.jp/artist_高木里代子_000000000654291/item_Midnight-In-Blue_14234691

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